New Testament

2006.00/00 ブログ 歯車。砕。夢。



クルクル廻る夢物語。





大きな二つの歯車が。


音を立てて廻ってる。


回りの人はボロボロで。


歯車に列を成している。


歯車が廻ると世界が壊れる。


ちょっとおかしなそんな夢。


だからみんな飛び込んだ。


廻る歯車止めるため。


自ら歯車に飛び込んだ。






人が巻き込まれてゆく。


バキバキバキバキバキ。


だれかが必死に叫んでいる。



バキバキバキ。



飛び込んだ人は、きれいに赤くなった。



バキバキバキバキ。



赤い歯車が嬉しそうに啼いている。



バキバキバキバキ。



世界が、歪んだ。



























ガキの時、歯車の夢を見て泣いた。

その日は人と会うのも怖くて、

雑音に近い、叫ぶ音楽、

うるさい音楽を聴いて、

夢なんて見なかった。

そう思うようにしていた。













夢の中でオレは、

歯車には飛び込まなかった。

皆は飛び込めと責めたけど、

飛び込まなかった。

怖かったんだろう。

オレは臆病だから。

でもその代わりオレは探した。

幸せになれる「何か」。

それが何処かに絶対にあると思ったから。

だから飛び込む代わりに「何か」を探した。










でも「何か」がなんなのか解らない。

歯車に近づかないように、

オレは必死に「何か」を探して。

探している間にも世界は歪んで。

歯車が啼いて。空が割れて。

オレは焦りだけが募る。



気持ちだけ焦って、

しだいに何も探せなくて。

手は空回り、

足もその場から動かない。




なんでだよ、

なんで、なんで

見つからないんだ。




そう叫んで、

空が割れて目が覚めた。













ガキのころから見ていた歪んだ夢。

バカみたいなただの夢。

幸せになれる「何か」。

それはいったいなんだろう。

本当に、幸せになれるのかな?

見つけられていたら。

あいつらは生きていたのかな?




此岸屋梁落月彼岸