New Testament

2006.00/00 ブログ 神。怪誕不経。



声を掛けられた。

ずっと休んでいた学校へ行く途中、

悩み事はありますか?

そう訊かれた。

歩き方が変だったのかな?

顔が、酷かったのかな??

宗教の勧誘。

こんな時に来なくてもいいのにな。








勧誘で話しかけられたとき、

オレは立ち止まった。

目の前に立たれたから止まった。

するとあいつは微笑んで話しかけてきた。

オレは断るのがめんどくさくて、

まぁ、いっか、

そんな気分で話を訊いた。

学校に行く気分でもなかったし。

暇つぶしにしようと、そう思った。








するとソイツは言った。

なにか辛いことがあったんでしょう?

いま不幸なのは神に感謝しないから。

でも大丈夫。私もそうだった。

神に感謝すればすべてが変わる。と。







それを訊いたオレは。

救いはありますか?

そう訊いた。

するとあいつは、

そう、神さまが救ってくれる。

微笑んだ。







「神さまが救ってくれる」

その言葉を訊いたとき、

オレはやけに可笑しくて、

急に嗤いが込み上げてきた。

失礼だったけど、嗤って。


コイツを殺してやりたい、 強く思った。


その首を切り裂いて、

血が溢れ、

命がゆっくりと尽きていく中で、

それでもまだそんなことが言えるのかと、

神が救ってくれるのかと。

無性に問いただしたくなった。








宗教って言うのは結局さ、

みんなで仲良く祈るから幸せなんだ。

決められた世界、決められた結末。

みんなで同じ考えでいられるから。

だから先が見えず孤独な人は。

安心感を得られる。

妄信的に宗教へのめりこむほど、

この嫌な世界を見なくてすむから。

軽い、現実逃避だよね。









宗教やってるのなら少しぐらい勉強しろよ。

original sin。

俺たちは神に見捨てられたんだよ。









『オレは神の存在を信じる。』

昔、何だったか映画を観たとき、

主人公がそう言った。

『恨むためにずっと信じている』と。

それを聞いたときオレは何となくだけど、

それいいな、って笑ったんだ。





此岸屋梁落月彼岸