New Testament

2006.00/00 ブログ 不思議。意味。



昨日、

「いつまでそうしているんだ」と。

従兄弟に言われた。

死んだ奴のことを考えても意味が無い。と。









森の中でボーっとしていると、

従兄弟にそう声をかけられた。

今までなんだかんだで一緒にいたから。

だからその言葉が冷たく聞こえたとしても、

オレを励まそうとしてくれてたのはわかった。

その言葉はオレに向けられたとわかった。









わかって、いたのに、

あの時オレは、

従兄弟が赦せないと。

強く思った。

「意味が無い」、

その言葉はまるで。

睦月の存在全てを無意味だと、

そんなことを言われたようで。

赦せないと。

オレは毒を吐いた。







意味が無い、か。

だったら俺を殺してよ。

死んだ奴の意味がないのなら、

オレも殺せばいい。

そうすりゃお前はまた言うんだろう、

死んだ奴は意味が無いと。

いいよな。意味がある奴は。

オレ達は望まれず生まれてきた。

だからもともと意味は無いんだ。

お前と違ってさ。






そんなことをオレはまくしたてた。

出てきた言葉は睦月のことと言うよりも。

オレ自身が抱いていたただのコンプレックスや、

まとまりのない、ただの嫉妬。

そんな最低な感情を従兄弟にぶつけ、

最後には殺してほしいと嗤った。

首を裂き、焼いてほしいと。

嗤いながらオレは言った。






従兄弟は最後までオレの言葉を聞いた。

そして、最後まで聞いた後、

俺を殴った。殴って。

「よく考えろ」

そんな台詞を残して去っていった。

其処に取り残されたオレは、

ただ、嗤っていたと思う。

狂ったように。嗤って。

涙が、溢れた。







殴られて目が覚めるとか、そんな、

漫画みたいなことがあればよかった。

今もスゲー痛くて、なんか、

アゴとかぐらぐらするけど、

やっぱり何も変われないんだ。

オレも変わりたいよ。

でも、ほんとうに、

変われないんだ。









わけがわかんないんだよ。

自分が自分で無いような、

変な感じで、別のとこから、

自分を見ているような、

すごく不思議で、

ほんとうに、不思議で。






あああああああ。クソ野郎。

なんだって俺はこんななんだ。

意味が欲しい。

死ぬ意味が、生きる意味が。




此岸屋梁落月彼岸