New Testament

2006.00/00 ブログ 醜悪ナ生キ物。




醜悪なんだ。いやになるほど。








昼休みになってから。

職場の人が食堂に誘ってくれた。

奢ってやるから付いてこい、と。

ウィダーインだけじゃ栄養が片寄るぞ。と。

笑いながら誘ってくれた。

オレは久しぶりに受けた些細な好意が嬉しくて、

その言葉に甘えるようにして付いていった。






職場の人はカツ丼を二つ頼んだ。

ここのカツ丼はすごくうまい、と。

オレより四つ年上の職場の人は、

笑って言った。

だからオレも笑って、

カツ丼が出来上がるのを待った。









な、うまそうだろ。

そう、職場の人が笑って、

オレも。ほんとうですね。と。

カツ丼を見た。

とれいに乗せられたカツ丼は

匂いもよくて、確かにおいしそうだった。

なのにひとくち食べて、

とても気分が悪くなって、、。




味が悪かったとかそんなことじゃなくて、

異物を躯が拒否するかのような、

変な感じだった。








拒食症。昔読んだ本に、

自殺を考える人は食事が疎かになる

そう書いてあったのを思い出した。

そういえば最近チョコしか食ってなかったな、

そんなことを思う。









奢って貰っているのに残すのは悪いと思い、

オレはそれをまた食べようとした。

でも一度躯が拒否したら、

今度は匂いもイヤになって。

どうやっても食べることができなかった。











「あれ、肉嫌いだった?」

そんなことを聞かれ、俺はハッとした。

やっぱり不快にさせてしまった。そう思い、

一瞬のことだったけど、オレは考えて、、、


「じゃあさ、明日もんじゃ焼き紹介してやるよ。」


職場の方はそう笑ってくれた。

それを聞いたときオレは、よかった。

残したことを怒っていない。と。

そんなことを思った。








自分のことばかりで嫌気がする。

職場の人の気遣いを先に感謝するべきだった。














あの時は考える必要は無かった。

今、食欲が無いとか、

普通に言えばよかったんだ。

なのにどうしてオレは

必要以上に考えてしまうのだろう。

明日はだいじょうぶだろうか。




もんじゃ焼き、食えるかな?

 

此岸屋梁落月彼岸