平気なフリをするのは平気でいたいからだ。
生まれてきたもの凡てに意味があるなんて。
意味は自分で見つけるべきだなんて。
そんな綺麗ごとは沢山なんです。
そんな「常識」はもう。聞きたくないんです。
職場に戻るのが怖くなって来た。
どんな会話でみんなと接していたか、
どんなテンションで職場にいたか、
たった二週間の間に忘れてしまった。
だから仕事は休みたくなかったんだ。
どう振舞っていたかを忘れてしまうから。
やっと二週間の教育実習が終わった。
思っていたよりも変わったことは全然なくて。
感動とかそういったモノも全く無かった。
お疲れ様と先生たちから拍手で送り出され、
それからオレがお礼を述べる最後の行事。
とてもバカらしいと。そう思った。
ガキのころから見たような光景が続く。
そして行事ごとは見ていてすごく悲しくなる。
成人式の時も騒いでる奴の気が知れなかった。
好き好んで行く意味がわからなかった。
みんなして当然のように集まる成人式。
すごくウザイと、ずっと思っていた。
「普通」「常識」そういった行事ごと。
それは俺たちにとってはすごい壁だったよ。
それすらも「普通」だと感じれない奴は、
まるで異常だと、絶えず言われているようで。
行事が終わった後、教員が飲み会を開くと言った。
正直、また行事かと。そんなことを思ったけど。
一緒に飲んだのは音楽の先生と教員で。三人。
帰ろうとした時の出来事で。その場の思いつきだった。
それは「普通」じゃなくて。「常識」でもなかった。
酒は嫌いだけど。その好意は嬉しかった。
ホント俺はわがままというか。高望みと言うか。
きっと俺は。相手にすると本気でウザイ奴なんだろうな。
飲み会では色んなことを話したんだ。
アドバイスを貰って。グチもたくさん聞いた。
先生たちが少しずつ酔ってきて。緊張する。
ジョッキで殴られるかも。
そんな馬鹿なことを考えて。嗤うしかなかった。
ガキの記憶が。大人になった今でも付き纏う。
「あんがい君はしっかりしてるから大丈夫。」
そんなことを最後に言ってもらえたけど。
オレに当てはまる言葉ではなかった。
先生は最後に。何を見て。言ったのだろう。
俺はこの日のことをいつまで覚えているだろう。
悲しかったこと。緊張したこと。嬉しかったこと。
この日記なんかじゃ全然記せなくて。
近いうちにどんどん忘れていくだろうけど。
最後に開いてくれた飲み会だけはありがとう。と。
明日の職場。どんな顔して行けばいい?
しっかりしてる人でも。緊張するのかなぁ。
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