専門学校の友人にメールを送った。
終わりにするメールを三通送った。
もう逢うこともないだろうし、
メル友も厭だった。
だから、明るく振る舞えるメールで。
最期にしようと、そう思った。
一人は、
「お前がそう言うなら。」
もっと長かったけど、そう書いてくれた。
もう一人は、
「また連絡していいから。」
何度かやりとりをして、そう書いてくれた。
二人とも学校でよく話していた友人だった。
学校が終わってもほとんど毎日、
深夜の二時や三時までメールをして、
眠かったけど、すごく楽しかった。
でも二年の中ごろから、
オレは君たちを独占できないと知って。
不機嫌になり、少しずつ疎遠になった。
今ごろ最期のメールをしても、
きっと、何も感じなかっただろう。
そして最期の一人には、
厭なメールを送ってしまった。
どこか期待したのかも知れない。
「君の家は温かそうで、正直オレは羨ましかったんだ。」
そんな嫉妬やイライラを、
なにも関係ない君にぶち当てた。
いま思えば最期なのになんて、
なんて最低なメールを送ったんだろう。
もっと言いたいことがあったのに。
楽しかったとか、ありがとうとか。
もっといえたはずなのに。
なんでそれを書けなかったんだろうと、
いまはそう思う。
「あんがいそう見える家のほうがつらいんだけどね。」
オレの八つ当たりを彼はちゃんと返信してくれた。
そしてオレは、その内容にまたイラついたけど、
きっと君は、もっとイラついてただろうね。
オレはただ望まれて生まれてきたかった。
親に堕ろせばよかったと言われ続け、
悪意しかぶつけられなかった。
君は、そんなことなかっただろ?
根本から、見てきたすべてが違ったんだ。
君達のことはとても好きだった。
でも独占欲、羨望からくる嫉妬で。
けっきょく友達になれなかった。
中身も外見もオレはガキなんだ。
笑えるほどに。
オレの存在なんて日に日に忘れてしまうのだから。
だから、もうメールなんて送って来なくていいんだよ。
今までじゅうぶん楽しかったからさ。
ほんとうに、いままでありがとう。
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