New Testament

2006.00/00 ブログ 厭離穢土。




意味は在ったんだ。

少なくとも。俺たちには。








意識が飛んだ。

データ管理を教えて貰っている時。

いきなり意識が飛んだ。





七年前、あの海で悠が死んだこと。

死体が上がらなかったこと。

悲しくても泣けなかったこと。

裏切られたような気がしたこと。

睦月がすごく悲しんでたこと。

そんなことを一瞬のうちに思い出した。






でも仕事はちゃんと仕上がっていて。

教えて貰った記憶も無いのに、

内容は憶えていた。






ついにオレも二重人格か?

名前はどうしよう。

そんなことを少し、嗤いながら思った。







オレは卑怯だからさ、

お前が生きてたら、

きっと睦月も生きてたとか。

そんなことを考えるんだ。

睦月が死を想うようになったのは、

悠が自殺したからだと。

自分のことを棚にあげて、

そんな八つ当たりをしてしまうんだ。









ねぇ。

君が居てくれなきゃ寂しい、て。 

いかないで、て。正直に。

最初からそう言えば。

君はまだ在った? 


意味は在ったんだ。

三人で笑えたじゃん。

居てくれる意味が、

オレには在ったんだよ?




 

あー。あー。

思い出と現実の区別が、

だんだんつかなくなる。



あー。眠りたい。

薬。薬だ。

だいじょうぶ。

オレは生きている。



此岸屋梁落月彼岸