New Testament

2006.00/00 ブログ 星。流星。ふたご座。




それだけを憶えていられたら、

オレは生きたまま死ねるのに。








星が、きれいだった。

雲であまり見えなかったけど。

雲の隙間から、ちらほらと、

たまに見える星がキレイだった。







職場の人たちとふたご座流星群を見に行った。

職場の兄さんは彼女と別れて落ち込んでて、

課長は、なんかあったらしくグチが凄くて、

受付の人もバイトの人も、

恋人のいない人ばかりが集まった。







山をみんなで登っている時、

オレは、なんか集団自殺みたいだな、と。

そんなことを心の中で思っていたら、

「俺たち集団自殺でもするんでしたっけ?」と。

兄さんが同じことを言ったから、笑った。








天候はよくなかった。

だから星は見えないと思った。

でもみんなでずっと空を見上げてて、

首が痛くなるぐらい見上げてて、

不意に、雲が消えて星が流れた。

ほんとうにいきなり、星が見えた。

オレは茫然と流れていく星を、

ただ、見上げていた。

圧倒されたというか、

ほんとうにただ茫然と眺めていた。







そこで兄さんが隣で何か唱えてて、

何を言っているんだろうと思ったら、

聞こえてきたのはただの早口言葉で、

それなんか違う、と。思わずつっこんだ。

かえるぴょこぴょこって、、、、

願い事じゃないよ? それ。









それから、またすぐに雲が出て、

星はそこそこにしか見えなかったけど、

ほんの数分間の星は最高だった。

すごく、興奮して、いまもまだ、

なんかゆっくりと時間が流れてて。

とにかくほんとうに、最高だった。

みんなで行けて。楽しかった。

すげー楽しかった。












あーーー。めっちゃ楽しかった。

キレイで。ウソみたいで。

生きててよかったって、今日。

そう思った。



此岸屋梁落月彼岸