君だけはずっと其処にいると。 正月の約束。睦月と会う約束。 だから森に行った。 でも何も無かった。 血の跡も無くなってて。 ずっと探したけど。 何もなくて。 本当にいなくなったんだな。 今さらながらそう思った。 睦月が倒れていた岩場に、 花と本を置いてきた。 夏に渡すと約束していた本を。 やっと今日、渡してきた。 何も無いとはわかっていた。 ただ、どこか期待する自分がいた。