君は本当に。
だまされてくれたかな?
大きな家で、
正月の宴会が開かれている。
いろんな親戚が集まって、
豪勢な食事が、次々に届いてる。
オレは従兄弟の家に行った。
そこはとても静かで、
従兄弟も大きな家に行ったのかな。
そんなことを思ったけど。
チャイムを30回ぐらい連打したら、
従兄弟が出てきた。
そしていきなりドアが開いて、
いきなり蹴られて、
「お前はバカか」そう言われたから、
「紙一重だね」オレはそう笑って、
お土産の卵を見せた。
するとその卵は蹴られた衝撃で割れていて、
なんかグシャグシャになってたから、
うちの子を返してっ、と。
バカな冗談を言ってみる。
従兄弟の家に入り、
割れた卵でケーキを作った。
生地を焼いている間、
ヴァイオリンを教えてもらった。
ヴァイオリンを教えてくれる従兄弟は、
なんか変な気品で、なんか笑えて。
モンテクリスト伯だーって、バカにした。
すっげー笑って、従兄弟がムッとした所で、
ちょうどケーキの生地が焼けた。
だから従兄弟に謝りながら、
生地にクリームを塗って二人で食べた。
ケーキを食べてる時、
「変われたんだな」
従兄弟がそう言ったから、
オレは、「おう」って笑った。
でも変われたなんて、
そんなのはウソ。
オレはなにも変われていない。
未だ殺してもらいたいと思うし、
コンプレックスの固まりだし、
すっごい、暗いことも考える。
でも変われたように見えるのなら、
それでいい。
たとえウソでも、
それでいいんだ。
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