汚れた手なら。
洗い落とせばきっと。
目を覚ませば朝の光。
キラキラ光る、すがすがしい朝。
時計を見やれば朝の七時。
しまった、、、寝過ごした!!
と言うわけで新年早々仕事は遅刻。
「おう、社長、今日は接待ゴルフですか」
「オレもんじゃ焼きが食いたいなぁ」
「わたしネックレスがほしいんだけどぉ」
などと三人に笑われながら席につく。
すげー肩身が狭かった。
でもさ、睦月や悠のお参りが、
思いの他のんびりしてて、
久しぶりにゆっくり眠れたんだ。
だから仕方な、、くないか。
うん。ごめんなさい。
席について、PCを付けたら、
オレの仕事は終わってて、
兄さんがやってくれたのに気がついた。
すみません、仕事の埋め合わせ、
ちゃんとカラダで払いますから。
そんなことを嘯くと、
兄さんは即、断った。
もんじゃ焼きを奢れ。と。
それからオレは脅され、
みんなにもんじゃ焼きを奢り、
客が来なかったので職場の大掃除をした。
一日かけて廊下や台所まできれいに磨き、
前よりも断然綺麗になった廊下を眺めて、
心も、マジックリンで磨けたらな。と。
馬鹿なことを呟く。
其処で、
ええ!!!???
という大声が辺りに響いた。
オレは誰もいないと思っていたから、
その声にすっげービックリして、
洗剤の入ったバケツに体当たり。
跳ねた洗剤が目に飛び込んで、
ムスカ大佐に成りきった。
オレが洗剤で涙したあと、
課長がなんであんなこと言ってたの?
そう訊いて来て、俺は笑って、
ウソをついた。
心がキレイだと、
彼女ができるじゃないですか。と。
そんなこんなで一日が終わり、
日記を書いて考える。
あの時オレは笑っていたけど、
結構本気だったと言うことを。
醜い心をいつかキレイに。
そんなことを、ただ、ただ。
ずっと。
洗い流せないとは知っている。
でも一度醜く染まった心を、どうか。
どうか。
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