metempsychosis

2 0 0 7. 0 4 / 1 4 夜のヒカリ。





ヒカリ届かぬ闇の先に。

君はいったい何を視る。







オレは夜中の散歩が好きで、

夜中はしょっちゅう散歩に出かける。

辺りには電灯もなく、民家もない。

そんなヒトのいない

別世界のような所を散歩していると。

なにか今まで眩しすぎて見えなかったモノ、

そういった大切なモノが、

暗闇のその先に見えてくる気がする。









たとえば。

昼間は厭になるほどのヒトで溢れ返るこの世界。

そんな世界も深夜には嘘のように違って見える。

家族という集団。

学校という集団。

社会という集団。

そういったものすべてが眠りについたかような。

そんな世界。ヒトはどれほどまで集団で生活し、

依存し合って生きてゆくのだろう。









散歩途中、イタチや狸をよく見かける。

すごいスピードで草むらに駆けてゆく。

そういった昼間は見かけることの無い動物達。

彼らは人に怯え。夜中に行動する。

それを見て、俺も人が怖いんだなと。

だから深夜の散歩が好きなんだなと。

そんなことを思う。









普通のひとは夜出歩くと。

いったいどんなことを感じるのだろう。

赤い月。赤い月がまた見たい。

此岸屋梁落月彼岸