metempsychosis

2 0 0 7. 0 4 / 2 6 赤黒いケーキの叫び。





ガラガラと啼く音や醜悪な生き物が、

暗い叫びと混じって新しい「何か」を。












バニラエッセンスの香りがするケーキ。

そんな甘いケーキを食べながら

テレビで放送されていたハンニバルを見る。

少し奇妙で、ケーキには合わない映画。

そんな映画を見ながら彼女と笑う。

何を話していたのかは最後まで解らずに。










どんな風にでも。

彼女と在れる人間になりたい。

笑っていたい。必要でありたい。

でも此れはワガママだ。

きっと未来なんて存在しない。

オレの子供なんて存在させない。








ごめんね彼女さん。

いつでも棄てていいんだよ。

親だって俺を棄てる。

だから気にしなくていいんだよ。

一緒にいてくれてありがとう。

彼女に死ぬ程ありがとう。

サンキュウ。超、サンキュウ。











今日はきっと涙腺が脆い日なんだ。

ぽとぽと落ちる涙はさらさら。

しょっぱいし。

ケーキには程遠い。

楽しかったはずなのに満たされない。

居場所がどこにも。見当たらない。














性欲なんて無けりゃいいのにね。

そすりゃきっと一緒にいられたのに。

此岸屋梁落月彼岸