俺の中で響く音。外の世界で響く音。
けっきょく何がしたかったんだろう。
今までサイトを友人に教えなかった自分。
いま、こうして彼らに教える気になったのは、
明るく振舞えると、感情にケリがついたから?
それとも知ってもらいたかったからだろうか?
いや、感情にケリがついたのなら教えてないか。
知ってもらいたいのなら。ここを教えるか。
と言うことは俺は、何がしたかったんだろう。
もしかして、寂しかったのかな?
姉が帰ってきて、また離婚したと言っていた。
離婚したからカネは唸るほどあるよ。と。
離婚してカネを稼ぐのはまんま結婚詐欺じゃないか。
ほんと俺の周りは狂ってるよ。
さすが姉弟って言うか。なんというか。
金持ちと結婚して。離婚して。まるで母親だ。
姉に子供はいないからきっと中絶とか、
そういったことをしてきたんだろう。
まぁ、産んでおいて「赤ちゃんポスト」
なんてモノに棄るよりかはマシだろうけどさ。
避妊をするぐらいなら、ヤるなよなぁ。
繁殖行動に快感が無ければ、
きっと大半の人間は生まれなかった。
そんなことを思う。短い時間の絶頂、
もしもそれが苦痛だったなら。
そんなことを考えて。
芥川の河童という本を思い出した。
河童の世界では生まれたいか生まれたくないか。
それを親のお腹の中で聞かれるらしい。
そして其処で生まれたくないと子供が答えると、
子供はこの世に生まれてこないという、そんな話。
俺がもし、その河童の世界にいたのなら。
俺はどっちを選んだだろう。
今なら生まれたくないと即答するだろうけど、
もしもまだ子供だったら。
生きたいと。言ったかも知れない。
そんなことを思う。
けっきょく何もかもやってみないと解らないよな。
いろいろを見てからじゃないと何も解らないんだ。
たとえ音が俺の中で響いてても、
実際外の世界では別の音が響いてて。
その違いはちゃんと聴いてみなけりゃ解らない。
『響いてくる音が違っても、よーく聴いてみろ。』
昔、悠が言ってくれた言葉。今もまだ憶えてる。
君が叩く白い音。俺はただそれに憧れて。
ずっとずっと叩いてた。
響く音が違っても、よーく聴いて、叩いてた。
白い鍵盤と。
黒い鍵盤。
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