metempsychosis

2 0 0 7. 0 5 / 1 6 とても簡単な呪い。





思ってたより簡単だろ? 人を呪うってこと。










バイトの人たちが課長や兄さんの悪口を言っていた。

その中の一人は前から課長の悪口を言っていて、

ソイツがほかの奴といろいろ喋っていた。

オレはその時偶然に居合わせて、同意を求められた。











「なぁ、お前も一緒にいてそう思わないか?」

「あー、それより助けてよ、呪いだよ。」

オレはそんな台詞を口にする。みんなは変な顔をした。

「は? とつぜん何? また精神論?」

「いや、このまえ犬鳴峠に行ったんだけどさ。」

笑って。誤魔化して。適当なことを喋る。

「怖がり。呪いなんか無いって。」

みんなは笑って、今まで体験した怖い話をした。










会社と言う場所は。

色んなヒトがいるけれど。

その色んな行動が時に、

とてもウザい。

すぐ色々と決め付けられる。










呪いは無いとあいつは言ったけど。

あのとき確かに、呪いは使われていた。

その口から吐き出された悪意は。

紛れもなく、呪いだった。











口から紡がれ、人に影響を与える言葉。

呪いの定義には。悪口も含まれているんだよ。

何も知らないままに、君たちは人を呪っていた。

社交性が強い人間ほど仲間外れが怖いから。

ちょっと誘ってやれば、すぐに口を開く。

何も考えず、みんなと一緒の考えで普通だと思う。

オレにはああいう奴らのほうが狂って見えるよ。











そういやこの日の日記。

何度も何度も書き直している。

くやしいことに。

書きたいことが書けないんだ。

感情の半分も書けずにいる。











だけどもう、最初の原型留めてないから。

ここで書き終えるか。呪いの仕方とか。

定義とか。そういったことは消しませう。

というか間違って全部消しちゃったもんな。

うーん。急に内容の薄い日記になっちゃったよ。

あーあ。もう何もかも、薄っぺらいぞぉーー!

























人を愛するのも。呪い。憎むのも。呪い。

なのにどうして。憎むほうが簡単なんだろうね。

此岸屋梁落月彼岸